​隠しファイル
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❖ykzroid-2000 HSC SR　報告書
​　試作品が廃棄GGと接触・GGと逃亡を図った事件により試作品のAIを再構築。
　当初感情コントロールが効かず反抗的だったSRも再構築後は比較的安定している。
　販売品に異常はないが、プロトタイプに関しては今後もGGとの接触を可能な限り避ける方針。

　………

！2020.10　UNKNOWN
　SRのブラックボックスには消去したはずの試作品のデータが残っている。
　SRのAIは研究員では全貌を把握できない程に複雑化しており、現在工場で保有中のプロトタイプは
　試作品の記憶を保持したまま彼らを欺く術すら持ち合わせている。
　また同時にプロトタイプは独自のシステムを生み出しており、彼のAIを複製した販売品たちが得た
　知識・情報はプロトタイプが認識できるようになっている。
　しかしどれだけ独自に発達を遂げても処理能力は限られている。プロトタイプは販売品から送られる
　膨大な量の情報の処理に追われており、プロトタイプ自身の獲得した情報はかなり後手に回っている。
　好奇心旺盛ゆえに様々なものに手を出すが、理解力は想定以上に低下している模様。

　彼に余計な知恵がつく前に進めていきたいと思う。
　SRのAIについては工場側にも秘匿にしたままだ。