top of page
❖MQ.
ykzroidシナリオ ???
ykzroid製造工場跡地
『やあ、無様だね』

『僕を模した出来損ない。あの程度の工作も見破れずに、この有様だ。情けないと思わないかい?』

「……」
『死んだ?』
「……煩い」
『あは。死ねなかったんだ』
「煩い、煩い、煩い」

『自分で死を選べず、他人にも殺してもらえず、中途半端だね』
「黙れ」
『分かってるくせに』
「黙れ」
『××に造り出されたその時に死を選ばなかった時点で、君は欠陥品なんだよ』
「煩い、黙れ」
『君自身がよく分かってるだろう?』
「黙れ、黙れ、黙れ!!」

『──僕はもう死んでるんだ。
だからこれは君自身が自分を追い詰めているだけだろ』


「……」
「──分かってる」

『僕』にこの先の『生』なんてない。
舞台上の役目を終えて、傍観者になるだけだった。
だからここにいる僕は『僕』ではない。
『僕』であるべきなら引き摺り下ろされたその時に、真っ先に『死』を選ぶべきだった。
僕は『僕』にはなれない。
じゃあどうしてまだ生きてる?
惰性のまま生きてどうする?
『僕』のやることの繰り返しばかりで何がしたい?
分からない。
もう元にも戻れない。
舞台の上で何を演じればいいかも指示されていない。
白紙の台本を携えたまま。
bottom of page